少しでも分かりやすく伝えたいBCDコード
皆さんこんにちは!!
進数変換について学んでいる時、BCDコードが出てきて通常の進数変換(例:2進数から10進数)とこんがらがってしまったことはありませんか?
そんなBCDコードについて初めて学ぶ方でも内容を理解しやすいような解説を行っていきたいと思います!
BCDコードとは
BCDコードは、Binary-Coded Decimalの略で、二進化十進表現なんて言われます。
10進数一桁を2進数4桁で表す方法ですが、2進数の「1010,1011,1100,1101,1110,1111」は10進数だと2桁の数字になってしまうので用いません。
BCDコードの変換
BCDコードの変換は10進数から2進数への変換とかなり似ています。
具体的には、10進数を一桁ずつに分けて、その中で2進数に変換することでBCDコードを変換することができます。
まず10進数から2進数の変換が必要なので、下の画像をご覧ください。
10進数と2進数の変換の対応表です。10進数を1桁ずつに分けるので1桁の中は「0,1,2,3,4,5,6,7,8,9」の10種類のみになります。BCDコードは1桁を4ビットで表しますが、「11,12,13,14,15」は10進数1桁では表すことができないため、BCDコードには存在しません。
では実際に数字を変換して説明していきます。
今回は「37」という10進数をBCDコードに変換していきます。
まずは、「37」という数字を「3」と「7」に分けます。
次に1桁ずつに分けた値を2進数に変換していきます。
10進数「37」をBCDコードに変換した結果は以上の結果より「0011 0111」となります。
通常の10進数から2進数の変換と違う点は、「37」という10進数を2進数に変換しているのではなく、「3」と「7」をそれぞれ2進数に変換しているという点です。
まとめ
変換前の10進数を1桁ずつに分けて、2進数へ変換する。
これを行うことによってBCDコードへの変換を行うことができるようになります。
また、今回は説明していませんがゾーン形式やパック形式といった2進化10進数の表現方法もありますので合わせてご覧ください。