少しでも分かりやすく伝えたいRAID 0

少しでも分かりやすく伝えたいRAID 0

皆さんこんにちは!!
今回はRAID 0について解説したいと思います!

RAIDとは

Redundant Arrays of Inexpensive Disksの略称で、レイドとか言われています。
RAIDとは複数のハードディスクを用いることで、性能を向上させたりどこかのハードディスクが破損しても、他のハードディスクでデータを保存したりする技術のことです。

RAID 0で書き込むデータ

今回は上の画像のような1つのデータを細分化した「A」「B」「C」「D」「E」「F」をハードディスクに書き込む例として説明していきます。

RAID 0について

本題であるRAID 0について説明していきます。RAID 0はストライピングとも呼ばれ、2つ以上のハードディスクに1つのデータを細分化したものを書き込ませます。
これをすることによって、複数のディスクにそれぞれ書き込みを行うため単体で使うよりも書き込める速度が上がり結果的に処理速度が向上するというものです。

RAID 0の書き込み後の例

上の画像のように1つのデータを細分化してそれぞれのハードディスクに書き込ませます。

RAID 0のメリット

RAID 0を用いるメリットは、単体で使うよりも書き込み速度が上がる点です。何故単体で使用するよりも書き込み速度が速くなるのかといえば、ハードディスクに限ってではないですが、半導体記憶装置などには書き込み速度というものが存在します。簡単に言えば、一定時間で書き込むことのできるデータの量です。

要するに「書き込み速度に限界があるなら2つ以上に分けて書き込めば書き込み速度がより早くなる!」というのがRAID 0の大きなメリットです。様々な要因で「RAID 0のハードディスクが2つあるから書き込み速度は絶対に2倍になる!」という訳ではありませんが、2倍に近いくらいには書き込み速度は上がります。

また、RAID 1のように同じデータを複数のハードディスクに書き込まないため、ハードディスクの容量をフルに活用できるというメリットもあります。

RAID 0のデメリット

どれかしらのハードディスクが破損した際、そのデータが復旧出来ないという点です。
1つのデータを細分化して複数のハードディスクに書き込みをしているため逆を返せば、どれか1つのハードディスクが破損すると、少なからずそのデータは破損するため安全性が保証されない点です。

まとめ

RAID 0はデータの安全よりも効率を重視したハードディスクの書き込み方法です。
データが破損した際は復旧は出来ませんが、書き込み速度は速くなり、処理速度の向上につながります。