少しでも分かりやすく伝えたいスケールアップ、スケールアウト

少しでも分かりやすく伝えたいスケールアップ、スケールアウト

皆さんこんにちは!!
ITパスポートや基本情報技術者試験の勉強中に「スケールアップと、スケールアウトでどっちがどっちか分かんなくて悩んだ」なんて経験はありませんか。とはいっても、分かりさえすれば実際に問題で出たときは比較的容易な問題になるので覚える価値はあると思います!
今回はそんなスケールアップ、スケールアウトについて解説したいと思います!

そもそもスケール〇〇とは

今回説明するスケールアップとスケールアウトですが、サーバ性能(サーバを落ちにくくする・アクセス時間を短くするetc…)を向上させる方法のことです!
要約すると、サーバの性能向上のために用いる方法です。それぞれ順を追って説明していきます。

スケールアップとは

スケールアップとは、サーバそのものの性能を向上させる方法です。

スケールアップ図示

かみ砕いて説明すると、「サーバの性能を向上させたいならサーバ本体の性能を向上させればいいじゃないか!」ということです。

スケールアップのメリット

スケールアウトのメリットは管理が容易な点です。複数台で処理を行うスケールアウトと違い、品質を上げることで性能を向上させる方法なので、システムの構築自体は変わらず、管理が楽であるという点があります。

スケールアウトとは

スケールアウトとは、サーバの数を増やすことで性能を向上させる方法です。

スケールアウト図示

かみ砕いて説明すると、「サーバの性能を向上させたいならサーバの数を増やせばいいじゃないか!」ということです。

スケールアウトのメリット

スケールアウトのメリットはスケールアップよりも費用が安く抑えられる点と、分散処理が出来るという点です。
費用が安く抑えらえるという点は、スケールアウト自体「質より量」で性能を向上させるものなので一つ一つがそれほど性能が高くなくとも問題はないということです。
分散処理が出来るという点は、複数台のサーバを用いて管理を行うためどれかしらのサーバが破損してしまった場合でも他のサーバで補うことができるためです。

まとめ

スケールアップはサーバのスペックを上げることで処理性能を向上させる方法(量より質)、
スケールアウトはサーバの台数を増やすことで処理性能を向上させる方法(質より量)です。

※ちなみに、ここ数年はコストの面や稼働率の観点からかスケールアップよりスケールアウトの方が用いられることが多いようです。